2014年11月5日水曜日

10/30キックオフセミナーを開催しました。

10月30日(木)にアイデア提案型インターンシップ促進事業のキックオフセミナーを開催しました。

当日は、自治体、大学、受け入れを検討する企業など
多くの関係者のみなさま30名以上にご参加いただきました。


当日プログラムは、まず事業の実施主体である茨城県県北振興課の小嶋振興監からのご挨拶から始まり、
同県北振興課の澤田主任より、県北振興課が行っている主な事業の紹介がありました。

つづいて、私たちから来春に実施するインターンシップの説明です。
1カ月に及ぶアイデア提案型インターンシップは、
数日程度の体験型インターンシップとは異なり、
企業のプロジェクトメンバーの一員として参加してもらいます。
企業側はプロジェクトを推進することができ、学生側は成長機会を得ることができます。
しかし、中長期のインターンシップは、
プログラム設計や実施フォローに専門のコーディネーターがいないと、中々うまくいきません。
そこで、私たちがコーディネーターとして設計から実施までをサポートします。


本インターンシップの活用機会は主に4つ。
①新規事業の実施 (プロジェクトメンバーの一員)
②営業/販路拡大 (学生の若さとエネルギー)
③社長の右腕 (経営者と同じ目線で考える人材)
④学生の強み (新しい発想や視点)

本当にできるのか?と疑問もあると思いますので、
他所での事例を2名のゲスト講師にお話しいただきました。

1人目は、NPO法人ETIC.の伊藤さんです。
全国で長期インターンシップ事業をコーディネートしています。


企業にとっては「事業の成果」と「組織変化」の2つの成果がある。
実際に事業が立ち上がり、年商1億円になった。
社内の風土が変わった。
新入社員のマネジメントスキルが高まった。
などの効果を出しているそうです。

一方、
学生用に仕事を作る。 →期待していない。本気ではない。
仮説がない。 →学生のアイデアに期待しすぎ。
学生が受け身。 →ハードルがない。
など、失敗するケースもあります。


続いて、千葉県銚子市でコーディネートをしている。
銚子市観光商工課の小足さんです。


「地域資源を発掘し、観光商品として売り出す!」というテーマで、
インターン生が取り組んだ「月への階段」という商品を提案中です。
「月への階段」は、水平線ぎりぎりに昇った月の光が海面に反射し、
月へ導く階段が伸びているように見える現象のことです。

インターン実施によって、観光商品ができるだけでなく、
カフェや他のお店ともつながりができる。
受け入れた結果、終了後もインターン生が定期的に訪れてくれる。
そして、何より保守的で面倒くさがりな自分が、影響を受けて、
自分でプロジェクトを企画して、実行するようになったと語ります。


最後に、アイデア提案型インターンシップの受け入れ検討企業の「株式会社里山ホテル」より、
伊藤さんに講演いただきました。

一度閉鎖された保養センターを、民間会社によって運営を再開。
2013年より、施設を「里山ホテル」と定めました。
保全ではなく、新しい生き方・共存形態としての「里山3.0」というコンセプトの基に、
里山ライフスタイルの発信を行っています。

実施するイベントや企画は、「想いをカタチにするのは人」と、
従業員が自ら提案実行できる環境を作っています。
そして、人と人とのつながりや多様性を何より大切にしている素敵な会社です。


まだまだ知名度の低い中長期のインターンシップですが、
地域にある素晴らしい企業と、大学生を結び、
お互いにメリットを持っています。

今回のキックオフを皮切りに、企業・大学・大学生とたくさんの方に広めていきたいと思ってます。


なお、えぽっくのWEBサイトがあります。
http://epocher.wix.com/epoch
更新中ですが、ご覧ください!

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